このページではコープ共済の定番商品ともいえる「たすけあい」中で女性特有の病気やケガによる入院保障を手厚くした(たすけあい)女性コースの保障内容全般を紹介しています。
《たすけあい》女性コースは
という特徴があります。たすけあいシリーズ全般にあるような医療保障、死亡・重度障害保障をカバーしつつ、女性特有の病気ケガの入院に関しては通常の入院共済金日額に+3000円が上乗せとなります。
またベーシックコースと比較するとより割安な月掛金でも医療保障が全般的に強化されています。
18歳以上の女性で死亡保障よりも医療保障を手厚くしたいという方にはおすすめのコースと言えます。
コープ共済の《たすけあい》女性コースを検討している方は是非参考にしてみてください。
《たすけあい》女性コースの契約概要
商品名 | 《たすけあい》女性コース | ||
---|---|---|---|
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
月掛金 | 2,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
契約可能年齢 | 満18歳~満64歳/女性 | ||
保障期間 | 満65歳の満期日まで |
選択可能コースにおける引き受け基準の違いは無く、単純に共済金額の違いになります。
《たすけあい》女性コースの保障内容
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
---|---|---|---|
病気入院・事故 (ケガ) 入院 | 日額5,000円 | 日額7,000円 | 日額10,000円 |
女性特定病気入院 | 日額3,000円/日 | ||
事故 (ケガ) 通院 | 日額1,000円 | 日額1,500円 | 日額2,000円 |
手術(当組合の定める手術) | 2・4・8万円/回 | 3・6・12万円/回 | 4・8・16万円/回 |
長期入院(270日以上連続入院) | 30万円 | 42万円 | 60万円 |
事故後遺障害 | 4~100万円 | ||
病気死亡・重度障害 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
事故死亡・事故重度障害 | 100万円 | ||
家族死亡・家族重度障害 | 1・2・5万円 | ||
住宅災害(火災等・風水害等) | 3・15・30万円 | ||
先進医療特約 | 1000万円(月掛金100円) | ||
個人賠償責任保険 | 最高3億円(月額保険料140円) |
《たすけあい》女性コースの各保障内容の詳細
保障内容の詳細は引き続き解説していきます。
病気入院・事故 (ケガ) 入院
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
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病気入院・事故 (ケガ) 入院(1日~184日) | 日額5,000円 | 日額7,000円 | 日額10,000円 |
入院共済金日額は病気、事故問わず入院があった1日目より5,000円、7,000円または1万円を最大184日まで受け取る事が可能です。
因みに入院1日につき幾ら日額保障があれば良いかを判断する基準として実際に入院を経験された方の1日辺りの自己負担金額を参考にする事が出来ます。
上記は高額療養費制度等を活用した上での自己負担となりますが最も多いのは1日1万円~1.5万円となります。
入院に関する共済金の支払限度日数について
1入院は最大184日まで給付金の支払い対象となりますが、2回以上入院した場合は
- 同一原因による入院は1回の入院として184日分に通算
- 同一原因でも再入院まで180日以上空けば新たな入院扱い
- 原因が異なる入院は180日以内の再入院でも新たな入院扱い
という扱いになります。
女性特定病気入院
上記の入院共済金日額に加え、女性特有の病気による入院の場合は1日3000円が上乗せとなります。
因みに女性特有の病気とは
更に女性に多い病気として
が上げられ、これらは女性特定病気入院共済金の対象となります。
事故(ケガ)通院共済金の保障内容
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
---|---|---|---|
事故 (ケガ) 通院 | 日額1,000円 | 日額1,500円 | 日額2,000円 |
事故(ケガ)通院共済金は
となりますが「事故通院の場合」とギブス等、「固定具装着の場合」とで支払われる通院共済金額が異なります。
事故通院の場合 | 固定具装着の場合 | |
---|---|---|
お支払いする場合 | 被共済者が申込日の翌日以後に発生した不慮の事故を直接の原因として傷害を被り、平常の生活または業務に支障が生じ、事故日から180日以内かつ共済期間中に病院に治療のための通院をしたとき | 骨折等ケガの治療のため、医師の指示にもとづき、ギプス、副木等の固定具の常時装着により平常の生活または業務に支障があると契約引受団体が認めたとき |
お支払いする金額 | 事故通院共済金日額×通院日数 | 事故通院共済金日額×10日分 |
また注意点として幾つかポイントがあり、
- 通院は医師による治療が必要であるため、病院または診療所に通うこと、または往診により医師の治療を受けること
- 固定具等の「常時装着」とは、骨折等のケガの治療のために、医師から指示を受けて日常生活において装着する事でスポーツ中や特定の作業時にのみ装着する場合は含みません
- 医師とは医師法に定める医師および歯科医師法に定める歯科医師を指します
また健康保険の療養の給付または療養費の対象となる場合に限り病院、診療所以外への通院も以下のケースでは対象となります。
診療所 | 詳細 |
---|---|
柔道整復師(接骨院) | 脱臼、骨折、打撲、捻挫の場合 |
あんまマッサージ指圧師、鍼師または灸師 | 事前に医師 より医療上の必要性を認められ指示がされている場合 |
手術(当組合の定める手術)
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
---|---|---|---|
手術(当組合の定める手術) | 2・4・8万円/回 | 3・6・12万円/回 | 4・8・16万円/回 |
手術共済金は実際に行った手術内容に応じて共済金額が異なる仕組みとなります。
支払い対象外となる手術
保険適応となる手術行為は基本支払対象となりますが一部の手術は対象外となります。
手術名等 | 内容 |
---|---|
創傷処理 | 切り傷、刺し傷、やけど等に対する治療です。 壊死・汚染の洗浄や切除、出血部位の血管等を縛って、離断した皮膚の縫合を行います。 |
皮膚切開術 | 皮膚や皮下にたまった膿瘍(うみ)を体外に排出するために皮膚を切開する治療です。 |
デブリードマン | 感染、壊死組織を除去し、傷を清浄化することで他の組織への影響を防ぐ治療です。 |
抜歯手術 | 歯を抜く手術です(抜歯に伴う骨切除も含みます)。 |
骨、軟骨または関切開等を行わずに、骨折によるズレや脱臼 節の非観血的または徒手的な整復術、整復固定術および授動術 | 切開等を行わずに、骨折によるズレや脱臼を正常な状態に治したり、動きが悪くなっ た関節に力を加えて動かせるようにする治療です。 |
加えてレーシック、インプラント、美容整形、診断・検査・予防のための手術等、病気やケガの治療を直接の目的としない手術は対象外となります。
長期入院(270日以上連続入院)
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
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長期入院(270日以上連続入院) | 30万円 | 42万円 | 60万円 |
長期入院共済金は1回の入院日数が連続で270日を超えた場合に支払対象となります。こちらはあくまで連続であり累計ではありません。
事故後遺障害
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
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事故後遺障害 | 4~100万円 |
事故後遺障害共済金は
- 被共済者が申込日の翌日以後に発生した不慮の事故を直接の原因として、事故日から2年以内かつ共済期間中に後遺障がいとなったとき
- 被共済者が事故日から2年を超えてなお治療が必要なとき(事故日から2年目における医師の診断に基づいて後遺障がいの等級を認定して事故後遺障害共済金をお支払いします)。ただし、医師による診断時に事故後遺障害特約が付帯された共済契約が存続して
いた場合に限ります
不慮の事故について
不慮の事故とは次の「急激」「偶然」「外因」の3つの条件すべてにあてはまる事故のことをいいます。
3つの条件 | 詳細 |
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急激とは | 事故から傷害の発生までの経過が直接的で、時間的間隔のないことをいいます(慢性、反復性または持続性が認められるものは該当しません)。 |
偶然とは | 事故の発生または事故による傷害の発生が被共済者にとって予見できないことをいいます。 |
外因とは | 事故および事故の原因が被共済者の身体の外部から作用することをいいます(身体の内部的原因によるものは該当しません)。 |
「急激」「偶然」「外因」の3つの条件すべてにあてはまる場合の具体例は例えば以下のようなものになります。
更に次に挙げる感染症は、「急激」「偶然」「外因」の3つ の条件に関わらず、不慮の事故とみなします。
病気死亡・重度障害
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
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病気死亡・重度障害 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
上記は病気による死亡または重度障害の場合の共済金額となります。
ベーシックコースに比べると少なくはなりますが医療コースは数十万円程度の死亡保障である事を踏まえれば十分ともいえます。
重度障害の定義
なお重度障害は病気により所定の障害状態を指しますが具体的には、労働者災害補償保 険法施行規則(昭和30年9月1日労働省令第22号)別表第1(第 14条、第15条、第18条の8関係) 「障害等級表」の第1級、第2級および第3級の2、3、4のいずれかの身体障害の状態であると医師が診断したものをいいます。
等級 | 障害の状態 |
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第一級障害 | ①両眼が失明したもの ②そしゃく、および言語の機能を廃したもの ③神経系統の機能または精神に著しい障害を残し常に介護を要するもの ④胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し常に介護を要するもの ⑤削除 ⑥両上肢を肘関節以上で失ったもの ⑦両上肢の用を全廃したもの ⑧両下肢を膝関節以上で失ったもの ⑨両下肢の用を全廃したもの |
第二級障害 | ①1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの ②両眼の視力が0.02以下になったもの ②-2神経系統の機能または精神に著しい障害を残し随時介護を要するもの ②-3胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し随時介護を要するもの ③両上肢を手関節以上で失ったもの ④両下肢を足関節以上で失ったもの |
第三級障害 | ②そしゃくまたは言語の機能を廃したもの ③神経系統の機能または精神に著しい障害を残し終身労務に服することができないもの ④胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し終身労務に服することができないもの |
事故死亡・事故重度障害(事故日から2年以内)
更に死亡、重度障害になった原因が事故の場合は「病気死亡・重度障害」に上乗せで100万円の共済金を受け取る事になります。
家族死亡・家族重度障害
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
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家族死亡・家族重度障害 | 1・2・5万円 |
共済金額は多くはありませんが、被共済者の家族が死亡、重度障害に該当した場合にも共済金を受け取る事が出来ます。
となります。
住宅災害(火災等・風水害等)
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
---|---|---|---|
住宅災害(火災等・風水害等) | 3・15・30万円 |
住宅災害共済金は被共済者の居住する住宅または家財が、共済期間中に火災、破裂・爆発、航空機の墜落、車両の衝突、その他不慮の人為的災害および落雷、風水害その他の自然災害(地震・津波・噴火を除きます)で以下のいずれかに該当する損害を受けた場合となります。
損害項目 | 詳細 |
---|---|
全焼・全壊・流失 | 焼破損割合が70%以上となったとき、または建物が流失したとき |
半焼・半壊 | 焼破損割合が20%以上70%未満となったとき |
一部焼・一部損壊 | 焼破損割合が20%未満であり、建物および家財の損害額が20万円以上となったとき |
床上浸水 | 豪雨等で床面以上に浸水 (土砂の流入を含みます)したとき |
《たすけあい》女性コースに追加可能な特約の保障内容
たすけあい医療では主契約以外に2つの特約を追加契約する事が可能です。
先進医療特約
先進医療は月掛金100円で先進医療に掛かった技術料のうち自己負担した費用と同額を1回の先進医療につき1000万円まで保障する内容となります。
また先進医療一時金としていずれか大きい額を一時金として受け取れます。
- 自己負担額×10%
- 5万円
個人賠償責任保険
個人賠償責任保険は1事故につき最高3億円を補償する事が可能です。
このページのまとめ
(たすけあい)女性コースの保障内容の特徴は通常の入院に加え、女性特有の病気の場合に入院共済金日額を3,000円上乗せできるという部分になります。
通常のベーシックコースに対して女性特有の病気をより手厚くしたい、更に死亡保障も100万円以上準備したいという女性にはおすすめのコースと言えます。
女性がコープ共済に加入する際の注意点などは以下のページでまとめています。
一方、医療も死亡もまんべんなくという場合はベーシックコースになりますし、女性特有の病気ではなく全般を強化したいという方は医療コースも検討されるのが良いかと考えます。
その他のコープ共済との組み合わせも可能かと思いますので是非総合的に判断していただければ考えます。
コープ共済のたすけあい全ラインナップの保障内容はこちらのページにてまとめていますので良ければ一緒にご確認ください。