コープ共済は切迫早産の場合に入院や手術の共済金が下りるのか(共済金が給付される)という質問が定期的に上がります。
もちろん、切迫早産は出産に伴う異常分娩となる為、共済金の請求対象となります。
通常の保障に加えてたすけあいシリーズの女性コースに加入してる場合は「女性特定病気入院」による上乗せがあり日額3,000円が追加されます。
ただし加入してる方によっては一時的な条件付きでコープ共済を契約されている場合もあり共済金の対象外となるケースもあります。
また現在妊娠中で切迫早産の可能性がある中での加入はそもそも引き受け不可となる場合もありますし、仮に加入できたとしても告知義務違反として共済金の支払いは無く契約解除となるケースもありますので注意してください。
コープ共済では切迫早産も共済金の給付対象
冒頭でも触れているように切迫早産はコープ共済の支払対象となります。
主な保障内容として以下2つが支払対象となります。
- 入院共済金
- 手術共済金
女性コースであれば上乗せ給付有り
またコープ共済のたすけあいシリーズにある女性コースの場合は女性特定病気入院による上乗せがある為、切迫早産の場合はこの共済金も上乗せで支払対象となります。
女性コースは3つあります。
コース名 | L2000円コース | L3000円コース | L4000円コース |
---|---|---|---|
病気入院・事故 (ケガ) 入院 | 日額5,000円 | 日額7,000円 | 日額10,000円 |
女性特定病気入院 (1日目から184日分) |
日額3,000円/日 | ||
手術(当組合の定める手術) | 2・4・8万円/回 | 3・6・12万円/回 | 4・8・16万円/回 |
女性コースの詳細は以下のページでも紹介しています。
通院や自宅安静中の保障について
コープ共済ではケガ(事故)による通院共済金はコースによって組み込まれていますが病気通院は項目自体が存在しません。
その為、切迫早産による入院前後の通院は支払対象外となります。
また退院後に自宅療養(安静中)ののち再度入院等がある場合、2回目の入院も共済金の支払いは対象となるものの、安静中は支払期間には含まれないので注意が必要です。
切迫早産で共済金が支払われない場合
先述しているようにコープ共済を通常契約してる場合は切迫早産でも入院、手術、女性特定疾病入院が支払対象となります。
ただし、加入時の健康に関する質問(告知事項)にて特定の条件に該当する場合は一時的な条件付きで加入してる場合もあります。
帝王切開による出産経験がある方
健康に関する質問(告知事項)では15歳以上の女性の場合、
という質問があり、5年以内に帝王切開を経験されている場合は加入はできるものの条件として
- 妊娠および分娩にかかる入院および手術の共済金
- 妊娠および分娩にかかる先進医療の共済金
となる為、2年以内に切迫早産となる場合は共済金の支払対象外となります。
帝王切開の方の加入は以下のページでも紹介しています。
妊娠中で、妊娠や分娩にともなう異常の指摘がある方
更に告知事項Bの7番では
という質問が有り具体的な病名として切迫早産が含まれます。
この質問の回答が「はい」となり告知該当する場合は一時的にでも加入不可もしくは加入できたとしても切迫早産による入院や手術共済金は支払対象外となります。
仮に出産前に切迫早産を可能性を考慮して、無告知による加入をしてしまう方もいますが後日、共済金請求時に提出する診断書の内容次第では告知義務違反となる場合もありますので注意が必要です。
このページのまとめ
切迫早産でも通常の加入をされている方であれば問題なく共済金の請求が可能となります。
コープ共済の請求に関しては以下のページでもまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
女性がコープ共済に加入する際の注意点などは以下のページでまとめています。