このページでは県民共済の特約コース「熟年新三大疾病特約」の保障内容を解説していきます。
三大疾病とはがん、心筋梗塞、脳卒中の3つを指し、日本人の死因トップ3に数えられており、医療保障として何を心配するかと言えば
「がん含む三大疾病」
と言われる方も多いです。
三大疾病と言ってもどこまでが対象となるかという部分が重要ですが県民共済では
までが対象となります。民間の保険会社の三大疾病保険等ではがんは悪性新生物のみ対象などというケースも多いですが、熟年新三大疾病特約では悪性新生物も上皮内新生物も同額保障となります。
熟年新三大疾病特約は熟年新がん特約の保障範囲を2大疾病(心筋梗塞、脳卒中)まで広げた形になりますが月掛金もさほど上がらないのでおすすめです。
熟年新三大疾病特約の必要性について
先述しているように三大疾病は死因のトップ3であり、三大疾病だけで50%を超えています。
それだけに医療保障として何を(何の病気を)強化するかと言えば三大疾病の保障強化という考え方は正しいと言えます。
熟年新三大疾病1.2型特約と熟年新三大疾病2.4型特約の保障内容
熟年新三大疾病特約は月掛金1200円の1.2型と2,400円の2.4型の2種類となります。
タイプ | 熟年新三大疾病1.2型特約 | 熟年新三大疾病2.4型特約 |
---|---|---|
月掛金 | 1,200円 | 2,400円 |
契約可能年齢 | 満65歳〜満69歳 | 満65歳〜満69歳 |
保障期間 | 65歳〜80歳 | 65歳〜80歳 |
がん診断 | 12万円(65歳~70歳) 5万円(70歳~80歳) |
24万円(65歳~70歳) 10万円(70歳~80歳) |
入院(心筋梗塞・脳卒中) | 2,000円/日(1日~124日)65歳~70歳 1,500円/日(1日~124日)70歳~80歳 |
4,000円/日(1日~124日)65歳~70歳 3,000円/日(1日~124日)70歳~80歳 |
入院(がん) | 2,000円/日(1日~無制限)65歳~70歳 1,500円/日(1日~無制限)70歳~80歳 |
4,000円/日(1日~無制限)65歳~70歳 3,000円/日(1日~無制限)70歳~80歳 |
がん通院 | 1,000円(1日~60日)65歳~80歳 | 2,000円(1日~60日)65歳~80歳 |
三大疾病手術(当組合の定める手術) | 2.5万円・5万円・10万円 | 5万円・10万円・20万円 |
三大疾病先進医療(当組合の基準による) | 1万円~100万円(65歳~70歳) 1万円~50万円(70歳~80歳) |
1万円~200万円(65歳~70歳) 1万円~100万円(70歳~80歳) |
保障内容の詳細は以下で解説していきます。
がん診断共済金の保障内容について
タイプ | 熟年新がん1型特約 | 熟年新がん2型特約 |
---|---|---|
がん診断 | 15万円(65歳~70歳) 10万円(70歳~80歳) |
30万円(65歳~70歳) 20万円(70歳~80歳) |
保障開始(90日間の免責期間)後、初めてがん(上皮内新生物含む)治療を開始されてた時点でがん診断共済金を受け取れます。
また初回のみではなく治療終了後、5年経過後に再度がんの治療が行われた場合も診断共済金の支払対象となります。
入院共済金の保障内容について
タイプ | 熟年新三大疾病1.2型特約 | 熟年新三大疾病2.4型特約 |
---|---|---|
入院(心筋梗塞・脳卒中) | 2,000円/日(1日~124日)65歳~70歳 1,500円/日(1日~124日)70歳~80歳 |
4,000円/日(1日~124日)65歳~70歳 3,000円/日(1日~124日)70歳~80歳 |
入院(がん) | 2,000円/日(1日~無制限)65歳~70歳 1,500円/日(1日~無制限)70歳~80歳 |
4,000円/日(1日~無制限)65歳~70歳 3,000円/日(1日~無制限)70歳~80歳 |
入院共済金は「がん」は日数無制限。「心筋梗塞、脳卒中」は1入院124日までと長期入院をサポート出来ます。
最近は短期入院傾向にありますが脳血管疾患に関しては平均の入院日数がその他の疾患と比べても長期である事が分かります。
がん通院共済金の保障内容について
タイプ | 熟年新がん1型特約 | 熟年新がん2型特約 |
---|---|---|
がん通院 | 1,000円(1日~60日)65歳~80歳 | 2,000円(1日~60日)65歳~80歳 |
最近ではがんに限らず入院よりも通院による治療の方が多い状況ですががん通院共済金では1通院最大60日までサポートされています。
- がん診断から1年以内の通院
- がん入院の退院後1年以内の通院
となります。
三大疾病手術共済金の保障内容について
手術共済金は三大疾病の治療を目的とする保険適応の手術に対して診療報酬点数別に以下のような形で手術共済金が支払われます。
診療報酬点数 | 熟年新三大疾病1.2型特約 | 熟年新三大疾病2.4型特約 |
---|---|---|
~1,400点未満 | 無し | 無し |
~5,000点未満 | 2.5万円 | 5万円 |
~15,000点未満 | 5万円 | 10万円 |
15,000点以上~ | 10万円 | 20万円 |
三大疾病先進医療共済金の保障内容について
タイプ | 熟年新三大疾病1.2型特約 | 熟年新三大疾病2.4型特約 |
---|---|---|
三大疾病先進医療(当組合の基準による) | 1万円~100万円(65歳~70歳) 1万円~50万円(70歳~80歳) |
1万円~200万円(65歳~70歳) 1万円~100万円(70歳~80歳) |
先進医療共済金は三大疾病による先進医療が行われた場合に掛かった技術料のうち、自己負担相当額を先進医療共済金の上限まで受け取る事が可能です。
先進医療の技術にかかる費用の額 | 先進医療共済金の額 |
---|---|
~1万円以下 | 1万円 |
~2万円以下 | 2万円 |
~3万円以下 | 3万円 |
~4万円以下 | 4万円 |
~5万円以下 | 5万円 |
以下同様 | 以下同様 |
なお、基本コースにて先進医療共済金の保障が組み込まれている場合は先に基本コースの先進医療共済金が支払われ、不足分を特約コースから充当する仕組みとなります。
このページのまとめ
一般的には年齢が上がるほど三大疾病の罹患率も高くなるかと思われる中、県民共済の熟年新三大疾病特約であれば手頃な月掛金で三大疾病の保障を強化する事が可能です。
ただし、年齢毎に保障の減額もありますので月掛金とのバランスも保ちつつ、例えば基本コース以外に熟年新三大疾病特約と熟年新がん特約を組み合わせて加入するといったプランもおすすめです。
県民共済のその他、全プランは以下のページでまとめて紹介していますので良ければ併せてご確認ください。