このページではこくみん共済の子供(0歳~18歳)を対象とする「こども保障タイプ」の契約概要から保障内容の詳細について解説していきます。
こども保障タイプには病気やケガの医療保障から死亡、重度障害に対する保障に加え、扶養者である両親の保障も組み込まれています。
幅広い保障範囲でありながら月掛金は一律1,200円という割安な掛け金も魅力です。
また満期金付タイプを選択すれば通常の保障内容に加えて、中学や高校、大学の入学時期に合わせて満期金を受け取る事も可能です。
と言ったポイントを上げる事が出来ます。
お子さんのこくみん共済を検討されている方であれば是非参考にしてみてください。
こくみん共済「こども保障タイプ」の契約概要
まず初めにこども保障タイプの契約可能年齢や保障期間等、契約概要は以下になります。
シリーズ | こくみん共済 |
---|---|
タイプ | こども保障タイプ |
月掛金 | 1,200円 |
契約可能年齢 | 0歳~満17歳 |
契約期間 | 満18歳の契約満了日まで |
こども保障タイプではコース選択は無く全員一律で月掛金1200円のプランとなり、18歳以降はご希望に合わせてこくみん共済の
のいずれかを選択する事が可能です。
引き続き保障内容について解説していきます。
こくみん共済「こども保障タイプ」の保障内容
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
入院共済金 | 5,000円(1日~365日) |
入院時諸費用サポート共済金 | 5,000円(1日~365日) |
骨折等諸費用サポート共済金 | 5万円 |
新手術共済金 | 5万円(入院中)2.5万円(外来) |
放射線治療共済金 | 5万円(60日に1回を限度) |
通院共済金(交通事故・不慮の事故) | 2,000円(1日~90日) |
扶養者(事故・病気)死亡共済金 | 300万円(事故)10万円(病気) |
死亡・重度障害共済金 | 200万円(事故)100万円(病気等) |
障害共済金 | 90万円~4万円 |
個人賠償プラス | 付加可能 |
それぞれの保障の詳細は以下で解説してきます。
こども保障タイプの入院の保障内容について
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
入院共済金 | 5,000円(1日~365日) |
入院時諸費用サポート共済金 | 5,000円(1日~365日) |
こども保障タイプの入院保障では入院共済金、入院時諸費用サポート共済金の2つに分かれてはいるものの結果として入院があれば1日辺り1万円の入院共済金を受け取れる保障内容となります。
入院1日につき必要な保障額については実際に入院を経験された方のアンケートを参考にする事ができます。
上記のアンケートでは最も多いのが1日1万円~1.5万円となりこども保障タイプでも十分にカバーできる保障内容と言えます。
また1回辺りの平均入院日数は以下のグラフを見る限り短縮傾向にあります。
こども保障タイプでは1入院で最長365日まで保障が維持されるのも手厚い保障と言えます。
こども保障タイプの骨折等諸費用サポート共済金の保障内容について
骨折等諸費用サポート共済金では事故による骨折等があった場合に5万円の共済金を受け取る事が可能です。
- 交通事故・不慮の事故を原因とする
- 骨折・腱けんの断裂・関節の脱臼をしたとき
- 契約期間で1回のお支払い
※こども保障タイプは1年更新なので契約期間=1年間という意味になります。
こども保障タイプの手術の保障内容について
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
新手術共済金 | 5万円(入院中)2.5万円(外来) |
手術保障に関しては前提として診療報酬点数1,400点以上が算定された手術が対象となります。
という形で医療機関等における公的医療保険制度の対象(保険適応)となる手術が対象となります。
ただし、保険適応でも以下の一部の手術は支払対象外となります。
- 創傷処理
- 皮膚切開術
- デブリードマン
- 骨、軟骨または関節の非観血的整復術、非観血的整復固定術および非観血的授動術
- 抜歯手術
- 診療報酬点数が1,400点未満の手術
この辺りは他の共済や医療保険などでも同様の決まりとなっています。
こども保障タイプの放射線治療の保障内容について
放射線治療共済金は回数制限はありませんが支払期間は60日(約2か月)に1回のペースで5万円の共済金となります。
こども保障タイプの通院治療の保障内容について
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
通院共済金(交通事故・不慮の事故) | 2,000円(1日~90日) |
通院共済金が支払われる通院は事故の日からその日を含めて180日以内に実際に通院した日数が対象となります。
病気による通院は対象外であくまで交通事故、不慮の事故による通院を最長90日分まで対象となります。
こども保障タイプの扶養者(事故・病気)死亡の保障内容について
こども保障タイプでは被共済者(=こども)の扶養者(=両親等)の死亡・重度障害に対しても共済金が用意されています。
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
扶養者(事故・病気)死亡共済金 | 300万円(事故)10万円(病気) |
ただし交通事故、不慮の事故に対して病気死亡は共済金額が少額であり、この保障部分が遺族保障などになるわけではないので注意が必要です。
こども保障タイプの死亡・重度障害の保障内容について
こども保障タイプでは被共済者であるこども本人の死亡・重度障害も予め用意されています。
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
死亡・重度障害共済金 | 200万円(事故)100万円(病気等) |
※重度障害については1級・2級と、3級の一部が対象位となります。
こども保障タイプの障害時の保障内容について
保障内容 | 共済金額 |
---|---|
障害共済金 | 90万円~4万円 |
「障がい(重度障がいを含む)」とは、後遺障がい(傷病が治った後に残る後遺障がい)を指し、こくみん共済の定める基準によりその程度に応じて3級の1部から14級に対して共済金が支払われます。
なお、障がいが固定したときの契約内容にもとづいた保障となります。
こども保障満期金タイプについて
こくみん共済のこども保障タイプには上記で紹介してる医療保障、死亡保障に加えて将来の教育資金を準備する「満期金タイプ」を選択する事も可能です。
学資保険に近い形となっており、中学、高校、大学の入学時期に合わせて満期金(50万円or100万円)を受け取る事が可能となります。
コースや口数 | 中学準備コース | 高校準備コース | 大学準備コース |
---|---|---|---|
月掛金 | 年齢内容次第 | ||
契約可能年齢 | 0歳~6歳 (満了年齢11歳) 0歳~7歳 (満了年齢12歳) |
0歳~9歳 (満了年齢14歳) 0歳~10歳 (満了年齢15歳) |
0歳~12歳 (満了年齢17歳) 0歳~14歳 (満了年齢18歳) |
契約期間 | 満18歳の契約満了日まで | ||
満期金 | 50万円or100万円 | ||
死亡・重度障害共済金 | 50万円or100万円 |
月掛金はお子さんの年齢や満期金の受取時期によっても異なりますが基本的には積立期間が長い方が返戻率が良くなります。
こども保障満期金タイプと学資保険との違いについて
こども保障満期金タイプは民間保険会社の扱う「学資保険」とほぼ同じ機能となりますが払込免除特約(=特則)等の満期金に対する保険は有りません。
払込免除特則とは学資保険の支払期間中に契約者である親が死亡(=他界)した場合に以後の保険料の支払いは免除されつつも予め受け取る予定であった学資満期金等を受け取る事が可能な機能となります。
その代わり類似の保障としてこども保障タイプでは扶養者の死亡共済金として事故であれば300万円。病気の場合は10万円が保障されています。
このページのまとめ
こくみん共済のこども保障タイプをまとめると
となります。
割安な掛け金で手厚い保障という部分では他の共済商品と近しいですが学資保険のように満期金タイプがあるのが珍しいです。
お子さんの保障を用意しつつ、教育資金も一部準備したい方にはおすすめの共済商品と言えます。