このページではこくみん共済の「総合保障タイプ」の契約概要から保障内容の詳細について解説していきます。
総合保障タイプは死亡、重度障害に加え医療保障までカバーする幅広い保障となります。先に主なポイントをまとめると
となります。
こくみん共済の中でもベースとなる総合保障タイプは加入時に検討される方も多く、総合保障タイプ+〇〇タイプという形での組み合わせもありますので是非参考にしてみてください。
総合保障タイプの契約概要
総合保障タイプは年齢に応じて1口~6口までの契約が可能となります。
2口契約の場合は18歳から64歳まで契約が可能となります。
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
---|---|---|---|---|---|
コースや口数 | 2口 | ||||
月掛金 | 1,800円 | ||||
契約可能年齢 | 満18歳~満64歳 | ||||
契約期間 | 満18歳~満59歳 | 満60歳~満64歳 | 満65歳~満69歳 | 満70歳~満79歳 | 満80歳~満85歳 |
月掛金は変わらず1,800円で最長85歳まで継続が可能ですが、60歳以上から徐々に保障額が減少していきます。
総合保障タイプの保障内容
総合保障タイプ2口の場合の年齢別の保障内容は以下になります。
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
---|---|---|---|---|---|
死亡・重度障害共済金 |
1,200万円(交通事故) 800万円(不慮の事故等) 400万円(病気等) |
300万円(交通事故) 200万円(不慮の事故等) 100万円(病気等) |
200万円(交通事故) 100万円(不慮の事故等) 50万円(病気等) |
100万円(交通事故) 100万円(不慮の事故等) 50万円(病気等) |
20万円(交通事故) 20万円(不慮の事故等) 20万円(病気等) |
介護・重度障害支援共済金 | 400万円 | 100万円 | 50万円 | 無し | |
障害共済金 |
540万円~24万円(交通事故) 360万円~16万円(不慮の事故等) |
135万円~6万円(交通事故) 90万円~4万円(不慮の事故等) |
90万円~4万円(交通事故) 45万円~2万円(不慮の事故等) |
45万円~2万円(交通事故・不慮の事故等) | 無し |
入院共済金 (1日~180日) |
5,000円(交通事故) 3,000円(不慮の事故) 2,000円(病気等) |
4,000円(交通事故) 3,000円(不慮の事故) 1,500円(病気等) |
3,000円(交通事故) 2,000円(不慮の事故) 1,500円(病気等) |
1,000円 (交通事故・不慮の事故) |
|
通院共済金(交通事故) | 1,000円(1日~90日) | 無し |
更に詳細な保障内容は以下にて解説していきます。
死亡・重度障害共済金の保障内容
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
---|---|---|---|---|---|
死亡・重度障害共済金 |
1,200万円(交通事故) 800万円(不慮の事故等) 400万円(病気等) |
300万円(交通事故) 200万円(不慮の事故等) 100万円(病気等) |
200万円(交通事故) 100万円(不慮の事故等) 50万円(病気等) |
100万円(交通事故) 100万円(不慮の事故等) 50万円(病気等) |
20万円(交通事故) 20万円(不慮の事故等) 20万円(病気等) |
死亡・重度障害共済金では原因により共済金額が異なります。
- 交通事故
- 不慮の事故
- 病気等
この内、不慮の事故に関しては
また重度障害は1級・2級と、 3級の一部を指し、具体的には以下の身体障害となります。
障害等級 | 身体障害 |
---|---|
第1級 |
1 両眼が失明したもの 2 そしゃく及び言語の機能を廃したもの 3 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの 4 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの 5 削 除 6 両上肢をひじ関節以上で失ったもの 7 両上肢の用を全廃したもの 8 両下肢をひざ関節以上で失ったもの 9 両下肢の用を全廃したもの |
第2級 |
1 1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの 2 両眼の視力が0.02以下になったもの 2の2 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの 2の3 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの 3 両上肢を手関節以上で失ったもの 4 両下肢を足関節以上で失ったもの |
第3級 |
2 そしゃく又は言語の機能を廃したもの 3 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの 4 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの |
介護・重度障害支援共済金の保障内容
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
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介護・重度障害支援共済金 | 400万円 | 100万円 | 50万円 | 無し |
介護・重度障害支援共済金は上記の重度障害共済金が支払われる場合で6ヵ月間の生存を条件等して共済金が支払われます。
障害共済金の保障内容
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
---|---|---|---|---|---|
障害共済金 |
540万円~24万円(交通事故) 360万円~16万円(不慮の事故等) |
135万円~6万円(交通事故) 90万円~4万円(不慮の事故等) |
90万円~4万円(交通事故) 45万円~2万円(不慮の事故等) |
45万円~2万円(交通事故・不慮の事故等) | 無し |
「障がい(重度障がいを含む)」とは、後遺障がい(傷病が治った後に残る後遺障がい)を指し、こくみん共済の定める基準によりその程度に応じて3級の1部から14級に対して共済金が支払われます。
なお、障がいが固定したときの契約内容にもとづいた保障となります。
入院共済金の保障内容
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
---|---|---|---|---|---|
入院共済金 (1日~180日) |
5,000円(交通事故) 3,000円(不慮の事故) 2,000円(病気等) |
4,000円(交通事故) 3,000円(不慮の事故) 1,500円(病気等) |
3,000円(交通事故) 2,000円(不慮の事故) 1,500円(病気等) |
1,000円 (交通事故・不慮の事故) |
総合保障タイプの入院共済金は
と言ったポイントが上げられます。
医療保障に特化しているわけではないので60歳までの病気入院でも1日2000円(2口契約)というのは手薄感があります。
実際、過去に入院を経験している方のアンケートでは1日1万円~1.5万円の自己負担が最も多い回答となります。
入院共済金日額を増やしたい場合は、口数を増やすか、こくみん共済の医療保障タイプ等もおすすめです。
通院共済金(交通事故)
タイプ | 総合保障タイプ | 総合保障60歳タイプ | 総合保障65歳タイプ | 総合保障70歳タイプ | 総合保障80歳タイプ |
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通院共済金(交通事故) | 1,000円(1日~90日) | 無し |
通院共済金は交通事故のみを対象として最長90日分まで1日あたり1,000円の通院共済金を受け取る事が可能となります。
このページのまとめ
こくみん共済の総合保障タイプは死亡・重度障害に加え、医療保障までをカバーした正に総合保障なのですが、一つ一つの保障額(共済金額)は少額なのでピンポイントで保障を強化したい場合などはその他のタイプ、コースとの組み合わせがおすすめです。
こくみん共済以外にもその他の共済商品(県民共済やコープ共済)更に民間の保険商品との組み合わせもおすすめです。
プランやコースの相談はこのサイトを参考にしていただきつつ、ファイナンシャルプランナーや保険ショップでの無料保険相談サービスなどを活用すれば複数の保険商品や共済商品との比較検討が可能となりますので是非、有効にご活用ください。