このページでは県民共済の特約コースである介護0.5型特約と介護1型特約の保障内容の詳細を紹介していきます。
介護特約という名前なので介護状態になった場合に共済金が受けとれるような印象ですが、実際には長期入院と手術、重度障害をサポートする保障内容となっています。
こんな人におすすめ
- 1入院の上限を200日以上にしたい人
- 手術共済金を手厚くしたい人
- 重度障害共済金を長期間受け取りたい人
という内容になります。
県民共済の基本コースに加入中の方で特約として介護特約を検討している方は参考にしてみてください。
介護0.5型特約と介護1型特約の保障内容
介護特約は月掛金500円の介護0.5型特約と1,000円の介護1型特約の2種類となります。
タイプ |
介護0.5型特約 |
介護1型特約 |
月掛金 |
500円 |
1,000円 |
契約可能年齢 |
満18歳〜満59歳 |
満18歳〜満59歳 |
保障期間 |
18歳〜65歳 |
18歳〜60歳 |
長期入院(事故) |
3,000円/日(185日~364日) |
6,000円/日(185日~364日) |
長期入院(病気) |
3,000円/日(125日~244日) |
6,000円/日(125日~244日) |
手術(当組合の定める手術) |
2.5万円・5万円・10万円 |
5万円・10万円・20万円 |
重度障害割増 |
50万円/年1回(最高10回) |
100万円/年1回(最高10回) |
長期入院共済金の保障内容
タイプ |
介護0.5型特約 |
介護1型特約 |
長期入院(事故) |
3,000円/日(185日~364日) |
6,000円/日(185日~364日) |
長期入院(病気) |
3,000円/日(125日~244日) |
6,000円/日(125日~244日) |
基本コースの総合保障型、入院保障型共に事故の場合で1入院184日。病気でも1入院124日と長期入院をサポートしています。
その上で更に倍の期間、支払期間を延長させることが可能です。
ちなみに医療保険などは1入院60日型が一般的でこれは現在の入院治療の平均日数が短縮している傾向でもあります。
手術共済金の保障内容
タイプ |
介護0.5型特約 |
介護1型特約 |
手術(当組合の定める手術) |
2.5万円・5万円・10万円 |
5万円・10万円・20万円 |
手術共済金は保険適応となる手術行為に対してその診療報酬点数別に共済金額が設定されています。
診療報酬点数 |
介護0.5型特約 |
介護1型特約 |
~1,400点未満 |
無し |
無し |
~5,000点未満 |
2.5万円 |
5万円 |
~15,000点未満 |
5万円 |
10万円 |
15,000点以上~ |
10万円 |
20万円 |
このうち保険適応でも以下の手術は共済金の対象外となります。
手術共済金の対象外手術
- 創傷処理
- 皮膚切開術
- デブリードマン
- 骨または間接の悲観血的整復術、非観血的整復固定術および悲観的授動術
- 抜歯手術
※また加入年月日(契約日)から1年以内の帝王切開も対象外です。
重度障害割増共済金の保障内容
タイプ |
介護0.5型特約 |
介護1型特約 |
重度障害割増 |
50万円/年1回(最高10回) |
100万円/年1回(最高10回) |
重度障害割増金は所定の障害状態に該当した場合に、基本コースの重度障害共済金に上乗せで1年に1回。最大10回(10年間)で共済金を受け取る事が出来ます。
重度障害に該当する障害状態は以下になります。
重度障害 |
障害内容 |
1号 |
両眼の視力を全く永久に失ったもの |
2号 |
言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの |
3号 |
中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常時介護を要するもの |
4号 |
胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身常時介護を要するもの |
5号 |
両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの |
6号 |
両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの |
7号 |
1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの |
8号 |
1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの |
このページまとめ
冒頭でも触れていますが介護特約と言っても保険会社の介護保険のように要介護状態になった場合に給付金を受け取れるような仕組みではなく、200日を超えるような長期入院や手術、重度障害が長引く場合の共済金となります。
県民共済の基本コースである総合保障型にない手術共済金が組み込まれているので医療保障面を強化するのにもオススメかと考えます。
一方で先進医療共済金は保障されないのでこの辺りもバランスよくプラン設計するのであれば他の県民共済の基本コースや特約コースとの組み合わせも検討する必要があるかと考えます。