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県民共済と医療保険の保障内容の違いについて

県民共済と医療保険の保障内容による違い 生命共済
  • 県民共済と普通の医療保険はどう違うのか?
  • 医療保険は県民共済だけ加入すれば問題ないのでは?

医療保障を検討してる方の中にはこのように疑問に思われる方も多いです。

そこでこのページでは県民共済と医療保険の主な違いを保障内容を中心に紹介していきます。

例えば
  • 県民共済だけで保障は十分か?
  • 医療保険と別に県民共済も必要か?
  • 保障内容で重複している無駄は無いか?

等々、疑問に思われている方は是非参考にしてみてください。

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県民共済(総合保障型)と主な医療保険の保障内容の違い

タイプ 県民共済 医療保険
月掛金 1,000円・2000・4000 年齢性別により異なる
契約可能年齢 満18歳〜満64歳 0歳~85歳
保障期間 18歳〜65歳 終身
入院
通院(事故)
(病気以外)
×
手術 ×
後遺障害 ×
死亡・重度障害 ×
先進医療特約 ×

上記は18歳~64歳までの方が加入できる県民共済の基本コース「総合保障型」と一般的な医療保険との簡単な比較表となります。

月掛金による違い

保険会社の医療保険は年齢に応じて保険料が異なり、加入時の年齢が高いほど保険料も高いというケースが一般的です。

対して県民共済は加入するプランによって予め月掛金が決まっていてわかりやすいです。

契約可能年齢による違い

一般的な医療保険では契約可能年齢が0歳から最長85歳まで加入可能となります。

県民共済の場合は加入できる基本コースが年齢層毎に3つに分かれますが、0歳から最長69歳までとなり医療保険よりも短いです。

  1. 0歳~17歳(こども型)
  2. 18歳=64歳(総合保障型etc)
  3. 65歳~69歳(熟年型etc)

保障期間による違い

医療保険の場合は終身医療保険として加入している限り保障が一生涯続く終身保障が一般的です。

対して県民共済は熟年型でも最長の保障年齢は85歳までとなりそれ以降は契約が消滅し保障も無くなります。

保障内容による違い

保障内容による違いは加入する県民共済のプランや医療保険によっても、異なる為一概には言えませんが、一般的に医療保険に組み込まれている手術給付金や先進医療特約が別の特約コースを選択しないと付加できない仕組みです。

一方で後遺障害や死亡・高度障害の保障がデフォルトで組み込まれているので医療保障だけでなく死亡保障まで満遍なくカバーしているともいます。

保障内容に関しては、県民共済、医療保険共に特約(オプション)の組み合わせによって不足部分をカバーする事が可能です。

以下では引き続き、具体的な基本コースと医療保険との違いを紹介していきます。

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県民共済「総合保障型」と医療保険の保障内容の違い

タイプ 総合保障2型 医療保険
月掛金 2,000円 年齢性別により異なる
契約可能年齢 満18歳〜満64歳 0歳~85歳
保障期間 18歳〜65歳 終身
入院(事故) 5,000円/日(1日~184日) 1入院60日上限
入院(病気) 4,500円/日(1日~124日) 1入院60日上限
通院(事故) 1,500円/日(14日以上~90日) 特約で選択可
手術 無し 入院日額の5倍、10倍、40倍等
先進医療 無し 特約で選択可
後遺障害(交通事故) 1級660万円~13級26.4万円(18歳~60歳)
1級500万円~13級20万円(60歳~65歳)
無し
後遺障害(不慮の事故) 1級400万円~13級16万円(18歳~60歳)
1級300万円~13級12万円(60歳~65歳)
無し
死亡・重度障害(交通事故) 1000万円(18歳~60歳)
700万円(60歳~65歳)
無し
死亡・重度障害(不慮の事故) 800万円(18歳~60歳)
530万円(60歳~65歳)
無し
死亡・重度障害(病気) 400万円(18歳~60歳)
230万円(60歳~65歳)
無し

県民共済の総合保障型の掛け金は1,000円か2,000円、4000円のいずれかとなります。

医療保険の場合は先述しているように加入時の年齢によって月掛金は異なるのですが若年層(18歳等)ではコースによっては県民共済よりも掛け金が割安な場合もありますが、60歳以上の方が月掛金2,000円で県民共済の「総合保障2型」と同等の保障内容を準備する事は不可能でより高い保険料を支払う事になります。

入院給付金

入院保障は県民共済の場合1入院の支払限度が事故で184日、病気入院でも124日と長期入院をサポートしています。

一方医療保険の場合は、1入院の支払限度は一般的に60日。特約などで倍の120日に延長などが可能です。

いずれも平均の入院日数は短期傾向にあるのでそこまで気にされる必要はないかもしれません。

通院給付金

県民共済の通院保障は事故通院のみを対象として、14日以上の継続する通院にで最大90日までカバーしています。

一方、一般的な医療保険の通院保障では病気ケガによる通院で1日目より最大30日限度で保障しています。

ただし、通院の原因なる病気やケガでの入院前後の通院が条件となるケースがほとんどです。

県民共済の通院保障部分は医療保険ではケガの特約に近いイメージとなります。

手術給付金

県民共済の場合は保険適応となる手術に対して診療報酬点数別に指定した手術給付金が支払われる形となります。

医療保険の場合も保険適応となる手術という部分は一緒ですが、最近では

  1. 入院中の手術
  2. 外来のみの手術
  3. 重大手術

という形で診療報酬点数ではなく手術が入院中かそれ以外か、もしくは重大手術か(悪性腫瘍の開腹による全摘出等)で給付金が分かれる仕組みとなります。

先進医療給付金

県民共済の総合保障型にはデフォルトで先進医療特約を組み入れる事が出来ない為、基本コースの「入院保障2型」や各種特約コースで組み入れる事になります。

医療保険の場合も主契約に元から組み込まれているわけではありませんが「先進医療特約」として月掛金100円前後で追加する事が可能です。

医療保険側の先進医療特約は先進医療にかかる技術料に対して自己負担と同額。通算2000万円まで保障する内容が一般的です。

県民共済(総合保障型)だけにある保障内容

医療保険でも特約の追加によって死亡保障など自由にプラン選択が可能な保険会社があるので県民共済だけにある保障というのも表現が少し異なりますが、基本コースの総合保障型に組み込まれている保障内容という意味で医療保険には無いもの紹介します。

障害保障

県民共済の総合保障型では事故による後遺障害が残った場合にその障害の程度に応じて等級ごとに障害給付金が指定されています。

医療保険の場合は特定の障害が認められた場合は保険料の払込免除とされる事が一般的ですが給付金を受け取るような保障は特にありません。

県民共済の障害保障に関しては以下のページでも解説しています。

県民共済のプラン別、後遺障害の(支払割合)保障内容と等級別の状態
このページでは県民共済にある後遺障害の場合の保障内容の詳細をプラン別に解説していきます。 県民共済の保障内容一覧では 例えば後遺障害:1級〇〇万円~13級〇万円 と言う記載だけで、後遺障害でも保障されるという事は分かりますが、具体的な内容に...

死亡・重度障害保障

死亡・重度障害の保障は不慮の事故、交通事故、病気と3つそれぞれ原因によって保障額が異なりますが総合保障型では最初から組み込まれています。

保障額は死亡保障を必要とする目的にもよりますが万が一の際、小さなお子さんのいる家族が問題なく生活できるような共済金額ではないかと思われる為、遺族の生活保障として死亡保障が必要という場合は別途、生命保険等も検討する事になります。

因みに重度障害とは生命保険の高度障害とほぼ同等で以下の状態を指します。

重度障害とは

  • 両眼が失明したとき。
  • 租しゃくまたは言語の機能を全く廃したとき。
  • 中枢神経系、精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するとき。
  • 両腕とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く廃したとき。
  • 両脚とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く廃したとき。
  • 1腕を手関節以上で失い、かつ、1脚を足関節以上で失ったかまたはその用を全く廃したとき。
  • 1腕の用を全く廃し、かつ、1脚を足関節以上で失ったとき。
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このページのまとめ

県民共済と医療保険の保障内容を比較した場合、「総合保障型」などの基本コースのみで比較をすると、本来医療保険にある手術保障や先進医療が用意されていないといった違いがあります。

ただし、追加契約が可能な特約コースなどを組み合わせることで一般的な医療保険と同等の保障を要する事が可能です。

県民共済の全ラインナップはこちらで紹介していますので医療保険代わりとして県民共済を検討している方などは是非参考にしてみてください。

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