埼玉県民共済の医療・生命共済(15歳~64歳)は、こども共済から熟年型共済(65歳~)までの間に加入する事が可能です。
保障内容はシンプルに3つになります。
- 入院
- 手術
- 死亡・重度障害
それぞれの保障内容の詳細を解説してきますので埼玉県民共済の医療・生命共済の加入を検討している方は是非参考にしてみてください。
医療・生命共済の保障内容
医療・生命共済は月掛金2000円と4000円の2つのコースとなります。
タイプ | 月掛金2,000円コース | 月掛金4,000円コース |
---|---|---|
月掛金 | 2,000円 | 4,000円 |
契約可能年齢 | 15歳~64歳 | 15歳~64歳 |
保障期間 | 15歳~65歳 | 15歳~65歳 |
入院(病気・事故) | 8,000円/日(1日~120日)15歳~60歳 5,000円/日(1日~120日)60歳~65歳 |
16,000円/日(1日~120日)15歳~60歳 10,000円/日(1日~120日)60歳~65歳 |
手術(入院中に受けた手術) | 50,000円(15歳~60歳) 25,000円(60歳~65歳) |
100,000円(15歳~60歳) 50,000円(60歳~65歳) |
手術(外来による手術) | 10,000円(15歳~60歳) 5,000円(60歳~65歳) |
20,000円(15歳~60歳) 10,000円(60歳~65歳) |
死亡・重度障害(不慮の事故) | 1000万円(15歳~60歳) 500万円(60歳~65歳) ※交通事故含む |
2000万円(15歳~60歳) 1000万円(60歳~65歳) ※交通事故含む |
死亡・重度障害(病気) | 400万円(15歳~60歳) 200万円(60歳~65歳) |
800万円(15歳~60歳) 400万円(60歳~65歳) |
いずれも60歳までと60歳から65歳までで共済金額が異なります。
入院共済の保障内容
タイプ | 月掛金2,000円コース | 月掛金4,000円コース |
---|---|---|
入院(病気・事故) | 8,000円/日(1日~120日)15歳~60歳 5,000円/日(1日~120日)60歳~65歳 |
16,000円/日(1日~120日)15歳~60歳 10,000円/日(1日~120日)60歳~65歳 |
医療生命共済の入院共済金では入院の原因は問わず1入院最大120日までを保障対象としていますがそれ以外にもいくつかポイントがあります。
- 事故から180日以内の入院が対象
- 同一の事故、病気で2回以上の入院が180日以内に開始された場合は1回とみなす
- 共済期間(保障期間)中の通算入院日数は最大700日間(病気、事故それぞれ)
なお医療生命共済のコース選択として入院1日に受け取れる入院共済金を判断材料とする方法もあります。
そこで実際に過去に入院した人のアンケート結果を見ると1日辺り1万円から1.5万円が最も多いという結果が出ています。
医療生命共済のコース選択では入院1日あたりの自己負担アンケート結果も踏まえてご自身が必要と考える入院共済金額に合うコースを選択しても良いかと考えます。
手術共済金の保障内容
タイプ | 月掛金2,000円コース | 月掛金4,000円コース |
---|---|---|
手術(入院中に受けた手術) | 50,000円(15歳~60歳) 25,000円(60歳~65歳) |
100,000円(15歳~60歳) 50,000円(60歳~65歳) |
手術(外来による手術) | 10,000円(15歳~60歳) 5,000円(60歳~65歳) |
20,000円(15歳~60歳) 10,000円(60歳~65歳) |
医療生命共済の手術共済金は保険適応となる手術の内、入院中に受けた手術、外来のみで行った手術という基準で共済金額が分かれます。
- 保険適応でも診療報酬1400点以上が対象
- 50グレイ以上の放射線治療も手術共済金に含む
- 保険適応でも一部の手術は対象外
なお対象外となる手術は
- 創傷処理
- 皮膚切開術
- デブリードマン
- 骨または間接の悲観血的整復術、非観血的整復固定術および悲観的授動術
- 抜歯手術
となります。
これ以外にも加入から1年以内の帝王切開も対象外となります。
死亡・重度障害の保障内容
タイプ | 月掛金2,000円コース | 月掛金4,000円コース |
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死亡・重度障害(不慮の事故) | 1000万円(15歳~60歳) 500万円(60歳~65歳) ※交通事故含む |
2000万円(15歳~60歳) 1000万円(60歳~65歳) ※交通事故含む |
死亡・重度障害(病気) | 400万円(15歳~60歳) 200万円(60歳~65歳) |
800万円(15歳~60歳) 400万円(60歳~65歳) |
重度障害は以下の障害状態に該当した場合に共済金を受け取る事が可能です。
- 両眼の視力を全く永久に失ったもの
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
- 中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常時介護を要するもの
- 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身常時介護を要するもの
- 両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
埼玉県民共済「医療・生命共済」のメリットデメリット
埼玉県民共済の医療生命共済のメリットとデメリットを簡単にまとめます。
医療・生命共済のメリット
メリットは何といっても手頃な掛け金で入院、手術、死亡保障をまんべんなくカバーできるという部分が上げられます。
とにかく、1つの契約で全体的に保障を受けたい人にはおすすめといます。
医療・生命共済のデメリット
一方で保険会社の医療保険や生命保険と比較すると保障内容が手薄な部分も上げられます。
医療保障的なデメリット
医療保障では掛かった医療費が全額自己負担になる先進医療の保障が無い事や昨今の短期入院傾向を考慮した「入院一時金」、通院保障などがありません。
死亡保障的なデメリット
死亡保障部分では加入される年齢、目的によっても異なりますが、例えば小さいお子さんがいる働き盛りの方の死亡保障として考えると死亡共済金額は最大でも2000万円しかなく全く必要保障額に届かない可能性が高いです。
医療保障、死亡保障共に特約的な生命共済プラス型の追加契約にてある程度カバーする事は可能ですが、ご自身にとって必要と考える保障を正確に理解するのがおすすめです。
このページのまとめ
医療生命共済は埼玉県民共済の中でも昔からあるこども共済以降のコースですが現在では新型・県民共済も用意されていますので埼玉県民共済を検討している方はこちらも検討してみても良いかと考えます。
埼玉県民共済のその他のコースは以下のページでも解説していますので良ければ併せてご確認ください。
