このページでは県民共済の共済金の請求時に必要になる確認事項について紹介します。
加入者が契約してる各種共済内容について実際に支払い事由が発生した場合の主な共済金の請求の流れとしては
と言う流れになりますが、1番目の県民共済に連絡した際に担当者より必要な書類の準備なども踏まえて請求内容の確認のやり取りが発生します。
そこでこのページでは主な請求内容別の確認事項の詳細を解説を踏まえつつ紹介していきます。
加入内容と本人確認について
県民共済への共済金の請求の連絡をする際は最初に契約内容と本人確認が必要となります。
これらを特定する為に
※ご加入者確認のため、その他の事項についても確認される事があります。
等が必要となります。ご加入者番号は県民共済に加入後に郵送されてくる「加入証書」の左側に記載されています。
なお契約中の県民共済の保障内容を確認される場合はこちらのページなども参考にしてください。
請求内容別の確認事項
県民共済の保障内容は医療保障のみ、死亡保障のみというように特定の範囲のみがカバーされているわけではなく、1つの契約に医療保障から、後遺障害、死亡・重度障害と幅広く保障されています。
その為、共済金の請求を行う場合でもどういった内容の請求なのかを県民共済の担当者に伝える必要があります。
そこで主な請求内容の確認事項を解説していきます。
入院や手術をした場合の確認事項
県民共済のベースとなる基本コースの「総合保障型」や「熟年型」では事故または病気で入院共済金日額が変わる事や支払い条件も関係してくるのでそれぞれ分けて確認が必要となります。
病気で入院や手術をした場合
病気で入院があった場合の確認事項としては
- 発病にいたった経緯
- 入院開始日および退院日
- 傷病名
- 入院先の医療機関名
- 手術の有無
等々の確認となります。
発病に至った経緯などは例えば、県民共済の加入前からなにか原因があったものなのか等、加入時の健康告知内容との相違などが無い事も重要です。
また入院の日程は入院前の連絡であれば予定日を伝える事でも問題ありません。
手術に関しては契約内容によっては保障対象外であるケースもありますが加えてそもそも支払対象外の手術などもある為、注意が必要です。
支払対象外の手術
- 創傷処理
- 皮膚切開術
- デブリードマン
- 骨または間接の悲観血的整復術、非観血的整復固定術および悲観的授動術
- 抜歯手術
またこれ以外にも
などは手術共済金の支払いに含まれないので注意が必要です。
手術共済金の詳細はこちらでご確認ください。
事故(ケガ)で入院・通院された場合
事故で入院があった場合の確認事項としては
- 入院・通院の原因となった事故(ケガ)の内容
- 事故日と入通院開始日および終了日
- 傷病名とケガの部位
- ギプス等の固定具の装着有無・種類・部位・期間
- 入通院先の医療機関名
- 手術の有無
- 交通事故証明書の取得の有無(交通事故の場合)
等々の確認となります。
事故による入院・通院は原因となった事故(ケガ)から180日以内に開始された入院通院が対象となります。
また先述しているように支払対象外の手術はむしろ事故によっておこりそうなケースが多いのでこちらも確認が必要になります。
- 創傷処理
- 皮膚切開術
- デブリードマン
- 骨または間接の悲観血的整復術、非観血的整復固定術および悲観的授動術
- 抜歯手術
お亡くなりになられた場合
加入者が死亡した場合の確認事項としては
- ご請求いただいた方のお名前、ご加入者との続柄
- お亡くなりになった日
- お亡くなりになった事由・状況(病気、不慮の事故、交通事故等)
- 入院・通院、手術等の有無
- 書類の送付先住所、連絡先等
等々の確認となります。
死亡共済金のご請求は、原則として受取人ご本人からとなります。
受取人の順位等は以下に定義されています。
死亡共済金受取人とその順位 | |
---|---|
1ご加入者の配偶者 | |
ご加入者と同一世帯に属する | 2ご加入者の子 |
3ご加入者の孫 | |
4ご加入者の父母 | |
5ご加入者の祖父母 | |
6ご加入者の兄弟姉妹 | |
ご加入者と同一世帯に属さない | 7ご加入者の子 |
8ご加入者の孫 | |
9ご加入者の父母 | |
10ご加入者の祖父母 | |
11ご加入者の兄弟姉妹 | |
ご加入者の甥姪 |
事故による後遺障害が残った場合
後遺障害共済金の請求時の確認は
- 後遺障害の原因となった事故(ケガ)の内容、事故日
- 傷病名とケガの部位、後遺障害の症状
- 入院・通院等の有無
等々になります。
最終的な等級別の共済金額は所定の診断書を提出したうえで県民共済側で判断する事になります。
後遺障害共済金の症状別の等級と共済金額に関してはこちらに詳細をまとめています。
第三者への損害賠償が発生した場合(こども型)
県民共済のこども型では第三者への損害賠償も保障対象となりこの場合の請求時の確認事項としては
- 事故日、事故の内容(人身事故、物損事故等)
- 法律上の賠償責任の有無(ご加入者自身に過失があったかどうか)
- 損害賠償を保障する他保険・他共済へのご加入の有無
こども型の保障内容の詳細に関しては以下のページを参考にしてください。
このページのまとめ
請求後の最終的な共済金の支払い内容に関しては診断書等の内容で決定されます。
ただし、請求連絡時にある程度、請求内容の詳細を正確に伝える事ができればよりスムースに請求手続きが進むケースもあるかと思います。
その他、県民共済の請求手続きに関しては請求の流れから確認事項、具体的なやり取りも含めて全般を解説していますので良ければ是非参考にしてみてください。